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6月位から庭の植木にアシナガバチが巣を作り始めていました。
最初は女王蜂と働き蜂の数匹だったので、駆除しないで放置していました。
アシナガバチは余程、危害を加えなければ、刺したりしないようです。蜂としてはおとなしいタイプです。
しかし7月中旬になると、巣は倍くらいの大きさになり、働き蜂の数は10匹前後に増えていて、手の付けられない状態になってしまいました。
巣の穴は塞がれ、中には幼虫が入っていたはずです。
ある朝、庭に水やりに出てみると、アシナガバチの倍以上もある、スズメバチがやってきました。
怖かったので一旦家に入り、双眼鏡で様子を眺めていました。(スズメバチはどう猛で、人間を刺して危害を加える事で有名です。)
そうすると、スズメバチが巣を壊して、幼虫を食べているようでした。その間おとなしいアシナガバチは抵抗らしいことはしていなかったです。
戦えば負けると分かっていたのかもしれません。
確かに、大きくなった巣に困っていました。しかし今回はスズメバチに頭に来ました。蜂用の殺虫スプレーが家に有ったなら、スズメバチだけ退治したいくらいでした。
せっかくアシナガバチが育てた幼虫を食べてしまうのですから。
夕方に巣を見ていると、壊された巣にはまだアシナガバチは数匹残っていました。
また最初から、子孫を残すために活躍するのかもしれません。
これより前に、スズメの巣をカラスが襲っているシーンも見かけたことがあります。
やはりスズメもカラスとは戦いを挑まずに、つがいは近くで傍観していたのを覚えています。
負ける戦いをしてしまうと、そこで終わってしまいます。しかし、生き残ればまた新たなスタートを切る事も出来ます。
アシナガバチやスズメはその事を知っていたのかもしれません。
その後調べてみたら、どう猛なスズメバチにも寄生虫などの天敵が存在するのが分かりました。
スズメバチも幼虫の段階ではとても弱いのです。だから、巣の近くに人間がやってくると襲ってくるのも、弱い幼虫を本能的に守るからなのかもしれません。
それにしても、自然界は想像以上に厳しい世界です。人間の生活でも、この教訓は生かせるのではないでしょうか。
先日桜の木の下に置いてあった自転車のカバーを外していたところ、緑色の毛虫を見かけました。上を見ると桜の葉には、その毛虫がウジャウジャ。
ネットで調べてみると、「イラガ」の幼虫であることが分かりました。自転車のカバーには、毛虫とは違う繭のようなものもあり、こちらは蛹であることが分かりました。
カバーを外してみると、なんと内側にもイラガの幼虫や蛹がいて、近くにあったトングで幼虫や蛹を取り去っているとなんだか、腕がピリピリしているのに気が付きました。
毛虫には触っていないはずでしたが、もしかしたらカバーをいじっているうちに知らず知らずに棘に触れてしまったのかもしれません。
その後は腕にピリピリ感が1週間くらい残っていたのです。
早速毛虫用の殺虫剤をホームセンターで購入しましたが、散布時期が過ぎてしまっていたようなので、来年の6月位に桜の木に撒く予定です。
それにしても、今年は猛暑でイラガも多く発生したように思われます。
このように、人間に害を与える虫は、出来ることならインセクトクラッシュで踏み潰される対象になって欲しいのですが、現実は厳しそうです。
イラガの幼虫なら、捕獲するのは危険ですし、万が一踏み潰す女の子の皮膚に毒の付いた棘が刺さってしまったら大変です。
イラガの幼虫に限らず、本当の害虫がインセクトクラッシュされてしまうと良いのですが、現実はなかなかそうなりませんね。